まさにタイトル通り。目が見えないと全ての状況が判断出来ず、殺人鬼に追われる恐怖は計り知れない。それと、追ってくる殺人鬼の姿が、観ている我々にも見えないのが、また恐怖である。1971年の古い作品だが、ミア・ファローの体当たりの演技、ジリジリ迫りくる恐怖、お決まりの展開もあり、けっこう楽しめた。しかも犯人のブーツしか写さないカメラワークが効果的だった。ただ、残念なことに、ミア・ファローの盲目の演技が…。貰ったばかりの馬で脱出したり、ちょいちょい無理があるかな?あとは犯人の動機がいまいちだったかな?そこら辺をスルーすれば、尺も短いので、サクッと楽しめる。鑑賞後知ったが、「ソイレント・グリーン」の監督さんだったのね…。