見えない恐怖の作品情報・感想・評価・動画配信

「見えない恐怖」に投稿された感想・評価

Riy

Riyの感想・評価

3.7
導入部や前半はドンドン引き込まれて、期待が高まったのに、後半が少し単純な流れで残念。
この頃のミア・ファローは独特の魅力満載、やっぱりこういう個性は凄いですね。さり気ない乗馬シーンは粋です。
horahuki

horahukiの感想・評価

4.2
絶対にお風呂に入らせない!!

盲目の主人公サラ(ミアファロー)が暮らす家に殺人鬼が侵入してくるホームインベージョンスリラー。家族が全員惨殺されているのに盲目ゆえに気づかない…というスリル。そんで、ブーツに水かけられたからって問答無用で一家全員惨殺する犯人の狂い方が凄い!😂せめて謝るチャンスを!

冒頭から犯人がカメラの前に現れ、堂々と街の中を歩き、殺害相手をターゲッティングするまでをプロローグで見せる。ただ、カメラはブーツしか写さない。そのブーツをトラッキングする中で、『修道院殺人事件と強姦魔』という映画、ショーウィンドウの銃、バイオレンスが行われるテレビ画面を映像にのっけてくる。それによりモンタージュのように相互関連させて観客の頭の中にブーツの人物像を作り上げていく。めちゃくちゃうまい!

空間に対して正対するアングルでの長回しを多用し、その固定された画面の中で主人公を含めた家族みんなの日常が描かれる。だからこそ、家族が惨殺され遺体が転がっている家の中で、見えないながらも少しずつ平穏な日常への違和感を募らせていくサラの不安な心を表現するかのようなアングルを傾けた映像が際立つ。そういったアングルや、不安が恐怖へと変貌すると異常なほどに画面を揺らすわかりやすいメリハリでの強調だけでなく、正対のアングルでも少しの前後移動や付き従った後の残留等々細かなところでスリルを高めていく手堅くて的確な演出にテンション上がった!

フレーミングも面白くて、同一画面内で複数人物の運動の始点と終点を計算した上での交差やそこからのキャラクターのイン・アウトで物語をバトンタッチするかのように繋いでいく映像的な高揚感がエゲツない。異常と日常をナチュラルに混在させた中で、自分に日常を強引に実感させようとするかのようなサラのルーティンもスリリングだし、クライマックス手前のとこ以外はずっと最高に面白かった。

そして、ジャーロから影響を受け、ジャーロに影響を与えてもいるのだろうなということを実感できたのも良かった。本作は流石にジャーロとは言えないように思うけれど、かなり強引に異常性愛的なところを読み取ろうとするとジャーロに近くなるようにも思う。また、設定は違うけれど前半は図式的に後の『暗闇にベルが鳴る』とも近く、その流れで見ても面白い!

そんで、ブニュエルの『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』みたく、お風呂に入りたくても毎回毎回何かしらに邪魔されてまともに入れないサラさんには笑った🤣
カヤ

カヤの感想・評価

3.7
めっちゃおもしろかった。そしてかなり怖かった。高レベルな盲目サイコスリラーって感じで、構成が上手い。見応えたっぷり。ミアファローは安定の美しさ。
ハンディキャッパーのホラー物は、恐怖の視点が通常とは少しズレるので、見応えがあって面白い。本作はサスペンスとしても秀逸で、お約束ではあるものの、犯人のミスリードも巧みで楽しめました。
Sari

Sariの感想・評価

3.8
2020/09/10 DVD

犯人と思われるウエスタンブーツの足元だけを映すカメラワークが恐怖を煽る。これは期待大の幕開けだなぁと思っていたら
盲目のミア・フォローが大きな屋敷の中をひとり行ったり来たり、
初めて来たにしては上手く立ち回りすぎなのが些か気にはなるものの、前半の緊張感は秀逸。
それからの後半は意外とあっさりと解決して尻すぼみ感は否めない。
実は犯人が道中に出会ったジプシーの一員によるもので顔が写されても驚きはなかった。
ミアを預かった一家の叔父、叔母、従妹を殺害した動機は何だったのだろうか。
先日やっと観た名作ホラー
『ローズマリーの赤ちゃん』でミア・フォローの魅力にはまり、出演のホラーをもっと見たくて今作を観たが、やはり適役だった。
乗馬も楽々こなせるのが凄い。
言葉の定義はよく知らないが 、こういうのはホラーというより、テラーというのか。オードリー=Tヤングの演劇的厳密さ·濃密さに対して、単純に映画的とは云えまいが。 前半の、シャープで、知的·近代的に対象を見透すような広くクリアな図の締めと、イコン·メタファというより退行的·幼児的な執着、日常の習慣·生気が前者を跨ぐ個性的バランス、の特定のモノが流れ以上に眼前に出入りするマイナー世界が同居している、独自の味(多用されるロー·フォローの主調、敢えて嗅覚等は取り上げず·視覚の不自由を映画的利用·強調)は、同時期『わらの犬』や同じ作家による『10番街~』と同じく、イギリスの閉鎖的で一般的意識も取り残された·おぞましさ残存世界を描いてる、何本か纏まっての1本となってる(少し前の学園ものからの繋がりとも~『時計じ~』も含め)。そして、それらの不穏が続いた後の、落ち葉や音楽の過剰に謳い舞い流れる中でのカップル·フォローのリリシズム、中断あって不安掻き立てる·閉まった扉への無人格縦移動の緩やか接近持続は、ロイ=ヒルやキューブリックをも取り込んだようで、いつしかの自然な·のびやかで超越的な表現解放力への到達と感心する。
後半は、ヒロインの両手を前にかざしての逃げ惑いに·フィットの手持ち揺れや、助けを求めたジプシーらに囚われる反転、下半身ブーツ辺しか写してこなかった殺人鬼はジプシーの仲間かの明かし、ヒロインの音での自己存在主張や·犯人の名前入りホルダー奪還戻りや·音も遮らる湯とバスタブでの攻防·等、それぞれに処理鮮やか·色々場の疾走絡み変転が惹き付けるも、総花的にはなってくる。
それにしても、フライシャーもさることながら、M·ファローはこの時期、鬼才たちの問題作から皆が歌詞を口ずさむ好感作、そしてあまり女優としてのキャリアにメリットはないが·こんな骨も実もある?作品に飄々と出てたのだ。本作の事は知らなかったが、当時、トップのダナウェイ以上の映画への姿勢を、ちょっと怖く感じてた。特にその表情は、女性美·人間性、そして恐怖感をも、冷まし外れ、超えている。
cocoan

cocoanの感想・評価

3.8
見えないというのは何もかも恐怖になり得る。私たちは全部見えているから、ヒヤヒヤするシーンが沢山あった。
もうやめてあげて!ってくらいサラがひどい目に合うのしんどい。

水掛けられただけであんなに執着したのか?人間て怖いわ。
とても良い映画でした。
yh

yhの感想・評価

4.1
撮り方が上手い。まさに見えない恐怖。
やたら軽やかなボーイフレンドの友人とラストカットは笑
木木

木木の感想・評価

3.6
殺人鬼の象徴(星のブーツ)しか見せないところとさりげなく映る遺体のショットが巧いからいやだね。カット割面白いのに時々挟まれる煩くてダサい音楽がなかったらもっとよかった
大傑作!
見せたいアイテムや演出したい事柄を引き算的に繋いでいく手際の良さとテクニック。映像の取捨選択!
観ている側が有す「視覚」を持たない故に家の異変に気付けない(志村、後ろ後ろ的な)っていうめちゃくちゃ映画的なミア・ファローの盲目設定。
恐怖の演出はモチロンなんだけど、恋人との騎馬での逢瀬とか恋愛描写も卒なくこなす。その後、異様な強風、土砂降りで恐怖へと移行するっていう。
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