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顔のないスパイのtheocatsのレビュー・感想・評価

顔のないスパイ(2011年製作の映画)
1.5
なんとなくは分かるが明快さとキレのない普通作。
映像的にもどのことなく野暮ったさが感じられるので古い作品と思ったら、視聴後に調べ2011年とのことでそれに驚いてしまった。

主役リチャードギアは切れある元諜報エージェントとしては残念ながら説得力不足。
彼に対する早い段階でのあからさまなミスリードも興を削いだ要因。それからのどんでん返しが本作の見どころということだったのだろうが、敵役も魅力を欠いていたし、味方の筈の彼が・・・という盛り込みも何ともパンチ不足。
総じて温い湯で作ったカップ麺を喰わされた時のような不満くすぶる映画でしたね。

あのとってつけたようなラストでハッピーエンドを演出したつもりだろうが、逆に〝アメリカ”を選んだ本人のみならず家族まで報復の対象になってしまうのだろうなぁ、という想像が浮かんでしまったのでマイナス効果でしかないと個人的には思われた。
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