Sarasa

天使のくれた時間のSarasaのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
3.5
コンビニでのシーンの終わり、店員を脅迫する貧乏な青年に扮する天使が、去り際に店員に向かって言う「あいにくだな」は、原語では"you've had the chance, too."と言っている。「あいにくだな」でも「本当にあたり券だったのに」でもないし、「チャンスがあったのに」でもなくて、「お前"も"チャンスを逃し"てる"」だ。
これは選ばなかった幸せの話しじゃなくて、「全部ある」と思っていた男の、更に言えば誰もが持ってる、逃し続けてきたチャンスを今から取り戻すための話しだと思う。
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