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天使のくれた時間のsyuheiのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
3.5
2000年のブレット・ラトナー監督作品。原題は"The Family Man"。留学中に観たはずだが内容忘れた。

ウォール街の投資企業社長のジャック(ニコラス・ケイジ)はクリスマスイブの夜も仕事漬け、社員にも仕事を優先させる厳しいボス。そんな彼がクリスマスの朝に目が覚めるとなぜか所帯持ちのタイヤ販売員に"転生"していた。そしてその妻は13年前に別れたはずのケイト(ティア・レオーニ)だった…。

ニコラス・ケイジが万能感一本で押す演技は苦手だが、本作のように落ち込んだり狼狽したりする演技は好きなので楽しく観れた。ティア・レオーニは以降あまり見かけることがなくなったが本作では抜群のかわいらしさを発揮している。2人のチグハグな夫婦関係は観ていて飽きない。

仕事やマネーゲームに明け暮れるよりも、家族とか家とか大事なことがあるんじゃないですか、と諭すようなよくできた映画だと思う一方で、この8年後にその家の購入に起因するリーマン・ショックが起こるのは皮肉なこっちゃ。

https://twitter.com/syuhei/status/1474983880768000003
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