ぬまち

灰とダイヤモンドのぬまちのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
4.5
長年、タイトルだけ知っていて未見だった作品、やっと見れた。初ワイダ。

ナチスドイツ降伏直後のポーランドを舞台に、反共ゲリラの若者が刹那的な恋と大義との間で揺れ動く様を描く。とにかく「絵」の力が素晴らしく、逆さ吊りのキリスト像や花火、ゴミ溜めのシーンは一度見たら忘れられないインパクトを残す。ソ連派の新政権が徹底的に茶化されているのもおかしい。特に消火器ぶっかけるシーンは最高。

主演のズビグニエフ・チブルスキーの生き生きとした演技に魅せられる。名前はしばらく覚えられる気がしないけど…。
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