友象さん

灰とダイヤモンドの友象さんのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
4.0
予想に反して非常に良かった。社会的に高い身分の者たちが汚れて見え、大きな力の中で必死に生きようとする者たちが美しく見えた。マチェクはもちろん、クリスティーナや芸術家たちも。派閥や思想はこの映画において重要ではなく、もっと尊いもの、愛とか生きることに重きが置かれているのではないかと思った。それはマチェクの死生観の変化に表れていると思う。
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