chanmasu

蒲田行進曲のchanmasuのネタバレレビュー・内容・結末

蒲田行進曲(1982年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

落ちぶれたドクズの兄貴と子を孕んで仕事に精出すからと子分に女性を譲るやっさん。ちゃんとクズっぽく描かれていて彼が酷い奴というのは提示しているがいかんせん女性が可哀想過ぎて人情劇のドラマにはノレなかった...。以前観たつかこうへいの舞台もこんな感じで困惑したのを思い出す。どこか気が違ったようなノリと演出。兄貴が首を吊ってた?→マネキンでした→裸のマネキン枕に横たわっている流れとかは良かった。時代劇の如く家で暴れて滅茶滅茶になったり突然担がれて結婚式になるケレン演出とかリアリティを無視した展開が続き〜からの最後のネタばらし。この時代の映画は舞台っぽいなーなんて思ってたら本当にそうだった。映画内幕モノとしては描写もそこまでなく微妙。退屈はしないけどどんな気持ちで観たらいいのか分からなかった。露悪に描きつつでも憎めない!みたいな着地にして人情劇にするからか?舞台が先にあったらしくそっちで観たら印象変わりそうだと思った。主題歌サザンぽいと思ったら本当に桑田佳祐だった。この映画が売れたの想像できないな。
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