深作作品の「仁義シリーズ」と双璧の傑作。
映画撮影所の看板役者と、大部屋役者の関係と、振り回される元女優。
伝説の「階段落ち」に挑む大部屋役者ヤス。
私の好きなシーンは、元女優の小夏役の松坂慶子と大部屋役者ヤス役の平田満が、「階段落ち」前夜にマンションで、ヤスが暴れて部屋を出ていくところです。
深作作品の特長であるオーバー気味な演技、それに動と静のシーンのめりはりが素晴らしいです。
ちなみに、群衆シーンで萩原流行と石丸謙二郎がいるだけで、画面に説得力と安定感が出るのを今回見て気付きました。
あと、この作品はエピソードが大変多くて
なかでも、ヤス役のモデルが実在していて
汐路章(赤影の魔風いかづち丸役)にはビックリ!
汐路さんも、この作品に出ています。