このレビューはネタバレを含みます
私が大のイニD好きだという背景もあり、コーナーのない直線主体のレース展開にはやや物足りなさを感じた。こうした構成では、ドラテクよりも車両の性能や投じた資金の差が勝敗を決定づけてしまうため、個人的には少し残念に思う。むしろ、スペック的に劣る車でも、ドライバーのテク次第で優位に立てるような展開の方が好みだ。
親父がかつて乗っていたFDやクーペではないもののシビックが登場した点が個人的に嬉しかった。そして、次作にはエボⅦが登場するということで、エボ好きとして楽しみ。
総じて、車という要素が大きな魅力となっており、個人的には終始楽しめた。しかし、仮に車に対する興味を持たない自分がこの作品を観た場合、後半はやや冗長に感じだと思う。つまり、物語そのものだけで評価するならば、そこまで突出した印象は受けなかった。
それでも、私は車が好きだし、うるさいエキゾーストを響かせながら、かっこいい男がかっこいい車を走らせる姿を観られるだけで満足だ。