イギリスが最大の栄華を誇っていたのはジョージ五世の二代前のヴィクトリア女王の時代で産業革命花盛りだった。
フランス革命が18世紀末であった事を考えるとイギリスのそれは17世紀に清教徒革命から立憲君主制に移行したとはいえ、その栄華が王政復古を維持できた大きな要因だった様な気がする。
第一次世界大戦後各地で王政が打倒される中、インドを含め広大な版図を掌握するイギリスには弱体化したとはいえ、未だ余力があっただろうから、アイルランドへの圧政統治が平等であったはずは無く、武装蜂起には適したタイミングだったかも知れない。
M.コリンズの台頭と折衷案としてのアイルランド自由国という過渡期にアイルランド内戦で対立する兄弟の話。
日本なら幕末の様に双方向から描かれる激動の時代だからIRAもその後単なるテロ組織として描かれる時代とは違い、武装蜂起に至る経緯にも理由付けが描かれている。
トランプが大統領に選出されれば、戦犯ネタニヤフを擁護するだろうし、穏健派のパレスチナにも武力侵攻に拍車がかかり、ハマス、ヒスボラとの紛争も拡大しそうな気がする。
その時外務省と日本政府はアメリカ追従せずにいられるだろうか?