たっかん

麦の穂をゆらす風のたっかんのレビュー・感想・評価

麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)
4.0
愛国者の話だ。どうすれば良かったのか、何が正しかったのか、どちらかが悪いのか、どうかすることができたのか。やりきれない。
印象に残ったシーンはいくつかある。最後、映画、拷問、裁判。それらから私は今、どうするのか、どうしていくのかを考えざるを得なくなった。何の為に生きるのか、行動するのか。
また、これは守るぞという家族とか、仲間とか、国があっていいなあとも思ってしまった。そんな危機的な状況に陥っている感覚を味わった事がない。自覚が無いだけかもしれないが。そんなに熱くなれない。

でも、やっぱり日々の積み重ねだろう。自己研鑽。どこでどうやって、自分が社会と関わるか、もうそろそろ自分も逃げずに、受け止めたり、面と向かって話をしたり、踏み込んだりしなくてはいけない。そういう決意を深める映画だった。