ジャン・ギャバンのギャングもの。
フランス映画のくせに撮り方がオーソドックスすぎて凡庸だが、東京ロケのパートがあるのが特色か。
首都高を走る映像に祭り囃子が鳴らさられる、古き良きTOKYO描写。
特に印象的なのは、羽田空港の道路にある鳥居。
今では空港の外に移転された鳥居だが、90年代までは中にあったらしく、この映画ではバッチリ映っている。
同時期の日本映画では、羽田が頻繁に登場する日活映画でさえ(祟りがあるから?)敢えて映してない場合が多い。
それをわざわざ鳥居をくぐって空港を出るシーンを撮るとは…