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神の左手 悪魔の右手のn0701のネタバレレビュー・内容・結末

神の左手 悪魔の右手(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

呪われていたのは男か絵本か。

連続少女誘拐殺人の犯人は娘に絵本を書きたがっていた男だった。

あるとき少年は不思議な力を駆使して、その犯罪の一片を掴む。しかしその際に災いがオーバーラップし、自分で行動が出来なくなる。そこで姉を使い、犯人の犯行を止めようとする。

結果的には更に被害者を増やしたわけだが、最後には少年が姉の遺体からエイリアンの如く現れて、摩訶不思議な力を持つ悪魔の右手により犯人を雑巾のようにねじ曲げて殺す。

子どもが人形にとりつかれるように、父親である男は娘を喜ばせようとするあまり絵本にとりつかれる。

心の隙がそうさせたのか、あるいは元々シリアルキラーには悪魔が付け入る隙があるのか、もしくは少年が見た夢から悪魔が入ってきたのか、いずれにしても正義をもって人を殺す人間は悪魔に違いない。

楳図かずおが特別出演している。
どんな生活をしていたらこんなぶっ飛んだ内容が浮かぶのかとも思うが、彼は紛れもなく天才なのだろう。
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