るうぶる

たそがれ清兵衛のるうぶるのレビュー・感想・評価

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)
5.0
名作だ……
号泣も絶叫も爆笑もないけれど、心が震え、肌が粟立ち、静かな感動の涙があふれた。
すべき事をたんたんとこなす生活の中、心の中心にぶれない芯を持ち、激動の時代に武士として生きた清兵衛。
制約の多い武家の娘として生まれながらも、自分の想いに素直に従おうとし、しかし、果たし合いに行く清兵衛を気丈に送り出した朋江。
そして、武士であるがために辛酸を舐め、妻子を失い、藩命といいながら理不尽な切腹を言い渡すお上に背いた、強烈な異彩を放った余五善右衛門。
あぁ、この感動を言葉に表せないのが悔しい。
それにしても、出てくる人、すべての所作のなんと美しいこと。
るうぶる

るうぶる