このレビューはネタバレを含みます
井口清兵衛の、真面目で謙虚で自分の正義を持っているキャラクターが、とても魅力的。
そして飯沼朋江も、明るくて面倒見が良くて、正に妻にしたい女性像。
若いからか自分が歳を取ったからか作品によるところなのか分からないが、失礼ながら宮沢りえを初めて綺麗だと思った。
そんな2人のキャラクターと、やり取りと、素晴らしい演技を見ていると、思わず泣いてしまう場面も少なくなかった。
特に、最後に朋江が清兵衛の家で待っていたシーンはスッと涙が溢れ、お互いを想い合って支え合うのは、理想の夫婦のかたちを見させてもらったという思いになる。