2017/05/26再視聴。中学生以来か。
緑色を菰田重徳、黄色を菰田幸子の象徴として表現しているのが印象的。
西村雅彦と大竹しのぶがサイコパスの夫婦を怪演って、それだけで最高でしょ。重徳役の西村雅彦は反社会性人格障害というより別の障害のようにも見えるが、いずれにせよこういう人いそうで怖い。
エログロホラーの音響だなあと思ったのが田中美里との濃厚なキスシーン。これは思春期の僕にとってとても印象的だった。もちろん例のパーフェクト美巨乳も鮮烈な性体験として焼きついている。
終盤はギャグにしか思えない演出の応酬だが、劇場や暗い夜の部屋で観ると恐怖のためそこまで気が回らないだろう。大人になって時折スマホを弄りながらって姿勢で観ると、そのシュールさに気づいて2度美味しい。
主人公の内野聖陽はお茶目な一面を持つ小物で冴えないマジメな保険屋を熱演していた。この人の演技、もっと観てみたい。
エンディングに時のクラブミュージックを起用するのは日本のホラー映画のモードだったのか。m-floがハマっている。