じぇいらふ

ゴースト・ドッグのじぇいらふのレビュー・感想・評価

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)
4.5
初鑑賞。良かった❗️好きです👍👍👍👍
原題は『ゴーストドック ザ ウェイ オブ サムライ』。
『葉隠』を読む黒人殺し屋通称ゴーストドックを、フォレスト・“バード”ウイテカー。音楽がRZA。黒人の殺し屋が主人公のヒップホップ侍道という実験的新スタイルムービー。

連絡手段は伝書鳩🕊、鳩と共に生きる男。そして本が好き。本を貸して感想を聞かせてくれというコミュニケーション。対比としてのテレビのカトゥーンを観る白人ヤクザ。

葉隠の一文があちこち引用されるのですが、ちゃんと読んだことないので、ちょっと関心してしまう日本人なのに無知な自分😅ここら辺パターソンぽい。

没落した手前勝手な年寄りばかりの白人ヤクザに、若い黒人ゴーストドックが命を狙われる。人違いでも白人以外は殺してもなんとも思わないクソ野郎ばかり。今のアメリカの状況のメタファーともいえる作品。
ヤクザの黄昏と古い価値観を守る者達。

『デット・ドント・ダイ』もそうだけど、刀とか空手とか絡むとジャームッシュの無邪鬼さが出ていいよね。

素晴らしき黒い犬🐕の演技。
刀の様に銃を扱うゴーストドック。古風な価値観と手際の良さがやたらカッコいい✨

英語とフランス語で言葉が通じないのに親友というジャームッシュ的コミュニケーション、、、その親友のアイスクリーム屋が、後に『リミッツ オブ コントロール』で殺し屋役をやるという継承‼️✨
葉隠を読む少女の声、ここでも継承、希望✨震えます😭