ヴィスコンティ監督の最晩年の傑作とされているけど、何度観ても驚くのはキチッとしたフレームワークですねぇ。
教授(バート・ランカスター)にとっては実に迷惑な「家族」が来てしまったもんですねぇ。静かな学究生活が脅かされて、何度も騒動に巻き込まれる。「家族」に貸した階上階の部屋が模様替えされた様子も白を基調としたモダンな内装で教授の趣味とは全く違いますねぇ(笑)
「家族」は当時のヨーロッパで起きた事件の縮図として描かれているようだけど、例えば活動家の爆死事件、フリーセックス、学生運動など。すると教授はそんな騒動に関心を持たず、悠然と生活していた富裕層あるいは貴族の象徴なのかなぁ? 当時のヨーロッパ社会の縮図をこの作品で表現したとしたら、その構想力は凄いですねぇ!!
ところで、窓から見えるローマの景色は素敵ですねぇ! ローマに行ったらあんな景色た望めるホテルに泊まりたいですねぇ(笑)