このレビューはネタバレを含みます
親子の時代を行ったり来たりするのが特徴的な今作。
マイケルが嫁さんに愛想尽かされたことが分かるシーンとビトがあたたかい家庭つくっていくシーンとの対比が心にくる。その後もマイケルは喧嘩別れした兄と抱擁したり腹心を疑ったりと孤独感がひしひしと伝わってくる。ビトが守ってきたファミリーを大切にしようとしてたことには変わらないのに皮肉な話だ。しかも,その後のシーンではフレドがアンソニーと釣りをするシーンで理想の家族像の形を伏線回収していくシーンも心苦しい。
bgmの使い方も秀逸なんだろうな。多くの曲が劇中で流れているのをそのまま使っている。そうでないのもあるがそれらも上手く心情に訴えてきてる気がする。
家族ってなんだろね。結局。ビトがつくってきた家族がみんないなくなっていっちゃう最後と回想シーンが...。最後のマイケルのカットが...。哀愁がヤベェのなんのってな。
なんとなく考察したくなるそんな映画でした。