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ゴッドファーザーPART IIのopokoのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
4.2
2024/03/07視聴、U-NEXT

ゴッドファーザー2作目。
マイケルと、父ヴィトーの幼少期からの話が並行で進んでいく。
こういう、人も時代も異なる話が並行で語られる作品は初めて観た。

そして、マーロン・ブランドの若かりし頃をロバート・デ・ニーロが演じる。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ、「ヒート」につながる糸の先端を観た。
ロバート・デ・ニーロがやせすぎてて、誰かわかっていなかった(汗)。
ヴィトーの話も、いかにゴッドファーザーになっていくかの一片を観ることができるが、マイケルが強烈すぎて、デニーロヴィトーがかすんでしまった。

ストーリーは、前作から変わらぬ「家族」「血」を絶対としたコルレオーネ家。マイケルは、コルレオーネ家の主になったことで一層「家族」「血」にこだわっていく。
こだわるほどに、妻のケイの心は離れていくが、それに気づかないマイケル。ケイは戻ってくるとマジ信じてる。ちょっとつらいわ。
そして、身ごもっていたケイのとった態度が、マイケルの琴線に触れたシーンは、つらいし、怖い。家族でなくなることの怖さを感じた。

マイケルの冷血とも言える行動が進む程に、反比例するかのように「渋さ」「ダンディズム」「色気」が増していく。怖いけど近づいてみたい・・

「家族」「血」にこだわりながらも、周りから人がいなくなっていくのが、周りに人がいてもマイケルは孤独だったのかもしれない。

いよいよパート3だが、本道のパート3を観るか、U-NEXTで配信されてる再編集版を先に観るか・・・迷う。
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