このレビューはネタバレを含みます
若かりし頃のビトとコルレオーネファミリーで代替わりを果たしたマイケルを描く
2人の話が交互に繰り広げられる構成。相変わらず登場人物の相関図を理解出来ないと中々没入する事は難しい。
家族を守る為にそして復讐を果たす為にファミリーを築き上げていく人情深いビトと、コルレオーネファミリーの後継者として力を衰退させないように行動するがファミリーを失っていってしまう非情なマイケルとの対比が良く描かれている。
けじめをつける為に兄であるカルロを殺害した時のマイケルのシーンは家族は大切だがボスとしての威厳と本心での悲哀を印象付けたシーンで良かった。
ラストシーンはまだマイケルが学生だった頃まで遡る。海兵になることを告げ反対した兄弟達が離れていき1人残されるマイケルは今後のコルレオーネファミリーの在り方を示唆するような終わり方で哀愁漂っていた。
だがやはり200分は長すぎる。複数回観て理解を深めたいが何度も観る気にはならないなー。今後再鑑賞する機会があればもっと面白いと感じると思う。
個人的評価:良作
