「過去のない男」が非常に面白くて、フィンランド映画、そしてアキ・カウリスマキ監督の作品の中でも非常に評価の高い今作を鑑賞。
基本的にロードムービーであるが、次から次へと場面の変わるテンポの良さに、おっさんばかりなのに可愛らしいメンバー。さらにはロックにカントリーというバンド音楽。非常に好きな要素が満載な映画である。
「テキーラ」や「Born to be wild」が演奏された時にはテンションが上がった。
しかし…80分という短さにもかかわらず2回も寝てしまった。
好きな要素ばかりのはずなのに退屈してしまったのは、やはり大きな盛り上がりや劇的に感動できなかったことが要因なのだろう。
映画という2時間の世界の驚くべき深さを感じさせられた作品であった。
