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招かれざる客のbopapaのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
3.5
1967年の作品、今から50年近くも前には州によっては白人と有色人種との婚姻自体が法律に違反する時もあったという(劇中で触れられます)、そんな時代の二つの夫婦に起きた1日の出来事のお話でした。


以下ネタバレ…

自分が結婚する時に親に多少なりとも反対された事のある方、そろそろ年頃のお子さんをお持ちの方にとってはとても他人事とは思えないお話でした。

自分が若い時はちゃらんぽらんな人間だったので向こうの義父さんに無茶苦茶反対されたな〜、それでも義母さんには割と早い段階で応援してもらったな〜、とか思い出してしまいました。

ほぼ家の中で数人の登場人物だけで展開する会話劇ですが、どんでん返し物では無いので、割と淡々と進みますので、人によっては眠たくなるかも。

でも最後の最後、決心した娘さんの父親による数分間の演説は、あれは娘を持つ父親なら絶対グッと来ると思います。

個人的笑い所、肉屋の配達の兄ちゃんと、お手伝いさんの若い黒人娘が唐突に踊りながら出て行く意味不明シーン。もうひとつはお手伝いさんの黒人女性が、婚約者の黒人男性に向かって、同じ人種なのに「ブラックパワーを舐めんじゃないよ!」って何故か自信満々に言うシーン、の二つです。
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