みち

招かれざる客のみちのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
3.9

愛し合う2人が楽しそうに空港から姿をあらわすシーンに始まり、色んな人が次々に出てきて、2人の結婚に対するそれぞれの思いを探り合っていく。同じ家の中にいるのに、情報が静かに伝わっていく様子は少々じれったいが、でも実際こんなものかもしれない。
人種差別もテーマのうちなのだろうが、私はあまりそこは意識せずに観た。これから親しく付き合っていくであろう人物に対して人種意外にも自分たちとは違っていると感じてしまうと、衝撃や葛藤はどうしても生じるものだと思う。育ち方が違うとか収入が違うとか現実的に考えてしまうのは頷ける。しかし現実的といえば、愛があるのもまた事実なのである。最後の父親のスピーチは、これからの2人の人生を強く後押ししてくれるかのようで、このスピーチがあるからこそこの映画はすばらしいのだと思った。

タイトルしか知らない状態で観にいったのですが、これ一緒に観ようと誘われた理由がわかりました。参考になりました_φ(・_・ 笑
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