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ある殺し屋の鍵のIdeonのレビュー・感想・評価

ある殺し屋の鍵(1967年製作の映画)
3.5
表向きは日本舞踊の師匠、裏では凄腕の殺し屋である新田に殺しの依頼が入る。政界の秘密を知る朝倉が保釈金を積んで出てきたのだ。悪事を表沙汰にされることを恐れた大物政治家の北條は、朝倉が邪魔なのである。朝倉を消した後には殺し屋にも消えてもらわねばならない。そこで一匹狼の新田に白羽の矢が立った。新田は首尾よく朝倉を始末したが殺されかける。怒りの新田の反撃が始まる…というお話。
ある殺し屋の続編だが、前作とは話は別である。しかし、鏑木創の音楽、宮川一夫の撮影、森一生の演出は変わらず、やはり犯罪映画の佳作になっている。ヒロインは佐藤友美で影のある女性を慣れた感じで演じている。敵役には山形勲、内田朝雄、西村晃、中谷一郎のお馴染みの面々、西村晃と中谷一郎は後に水戸黄門で善玉として活躍するのだが、当時はそんなことは想像できない悪玉ぶりである。
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