ペドロ・アルモドバルの作品はどれも、愛、性、誠実さなどに対する我々の常識や価値観を壊すことによって、新たに浮かび上がることを考えさせる内容であるが、本作でも５人の男女の入り組んだ関係を通じて、愛情とか誠実さとかを再考させられる内容だった。また、ストーリー自体もよく練られているので、難しいことを考えなくても十分に楽しめる映画でもある。
やはり、何と言ってもハビエル・バルデムがカッコいい。最初にペネロペ・クルスが出てきたので、夫婦（この当時は夫婦ではないが）共演か！と思ったが、ペネロペは最初だけのちょい役だった。
