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ザ・エージェントのtackyのレビュー・感想・評価

ザ・エージェント(1996年製作の映画)
4.0
オスカーでは、キューバ・グッティング・Jr.が助演男優賞を獲った。確かに素晴らしい演技だったが、なんと言ってもトム・クルーズじゃ無いと、成り立たない主人公の物語である。
良い子ちゃんだけど、本質がわからない馬鹿野郎を演じさせたら、そのイケメンぶりも手伝って、世界一かも知れない。

落ち込んだ時に助けてくれた相手と、勢いで結婚してしまって、どうしましょう?って、何やってんだ。
トム・クルーズの一挙手一投足に、ため息とも取れる後悔の念を感じるレニー・セルヴェガーが、可哀想過ぎるやろ。

しかし、最後に相手の好意につけ込む自分本位な男から、本当に大切な人は誰なのか、わかる男になれたところは良かった。

連れ子のレイ君が、可愛すぎる!
トム・クルーズが、遠くへ行ってしまう彼女を止めたのもわかる。
彼も含めて3人で歩んで行くラストに感動した。
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