スラバヤ

美女と液体人間のスラバヤのネタバレレビュー・内容・結末

美女と液体人間(1958年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

 船上や水路に佇む液体人間を捉えたロングショット、溶かされる際に人間側の抗いが一切効力を発揮しないことへの恐怖。刑事が殴りかかった次のカットの不気味さは凄い。既に人間とは思えない顔色と姿勢に変化しており、首元と頭の上部から泡を発生させる。船員の溶解シーンを暗闇で、しかも引きで捉えるのも既に反応ではなく変容を捉えようとしているため。

 ラストの流れる炎も素晴らしい。ガソリンの流れではなく生物の動きとして演出されている。家を前景に置いた終末的なショット。
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