このレビューはネタバレを含みます
前作の難しい、考えさせる映画から一転、戦闘シーンが多くなり、ランボー的な映画になってしまったことが残念でならない。
2時間も費やした割には内容が薄い。最後の最後にようやく部族の狭義を持ち出して終わり、とは。
セデックの掟、あの部族には徹底抗戦の上に死ぬという意義が必要だったわけだ。それをモーラが叶えた、といってもいいだろう。負けるのがわかっていてなお、戦わなくてはならない。妻も犠牲にして死ぬための儀式をしなくてはならない。グッときたけど、確かに辛かったけど、
それを語るのが目的だったなら戦闘に時間を使いすぎ。派手な爆破シーンや首刈りで繋ぐにも限界がある。もうわかったから次いけよ、と思わざるを得ない。
大事なのはエピローグでちょっとだけ触れられた、その後のお話なんだけれど。