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ミザリーのlemonのネタバレレビュー・内容・結末

ミザリー(1990年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

恐ろしいほど印象に残るアニー。
最後まで怖かった。

ポールが生きてるからいい話になる。
何としても生き残って欲しいって思って観てた。

バスター保安官はいい読みだったけどあっけなく殺された。

大衆向けロマンス小説『ミザリー・シリーズ』の作者であるポールは、「ミザリー・シリーズ」の新作をコロラドの別荘で書き上げた後、雪道で自動車事故に遭って瀕死の重傷を負ってしまう。
そんな彼を助けたのは、ポールの“一番のファン”と称する中年女性アニーだった。元看護婦だという彼女は両足を複雑骨折したポールを介護するが、看病と言いつつポールを監禁するアニーは、次第にその狂気の片鱗を覗かせ始める。

そんな時、『ミザリー・シリーズ』の最新作の原稿を見たアニーは、出産によりヒロインが死んでしまうという結末に納得できないという理由で、原稿を燃やす事を強要する。新作を灰にされたポールは、彼女の狂気に気づいて命の危険を感じ、決死の脱出を試みるも部屋には鍵が掛かっていて失敗に終わる。

車椅子を用意し、タイプライターと紙を買ってきたアニーは、「ミザリーを生き返らせろ」と強要してくる。「高級な紙はインクがにじむ」と説明すると、再びアニーは新しい紙を買いに出かけた。その隙を狙って、アニーが落としたヘアピンで、部屋の鍵を開けて脱出を試みるが、電話線すら繋がっていなかったため、鎮痛剤を盗んで急いで部屋に戻る。
一方、ポールの捜索はFBIも加わりポールの車が雪の中から発見されたことで終了してしまう。しかし、車のドアの傷を見たバスター保安官は、ポールの生存を確信していた。

ポールが書いた小説はことごとくアニーに却下されるが、ようやくアニーが納得できる「ミザリー」での執筆が始まり、ミザリー生還を祝う。ポールは溜めていた鎮痛剤の粉をアニーのワインに入れ、脱出の計画を立てていたが、アニーはワインをこぼしてう。
やがてポールの怪我も快方に向かい、小説も完成間近だと知るアニーは、ポールの逃走を警戒する。雨の日に銃弾を買いに出かけた隙に家を探索すると、アニーのアルバムを発見するが、アニーの周囲の人々は常に謎の死を遂げており、新生児の殺人容疑で逮捕歴があったことも知る。
包丁を盗んだポールは、殺される前に殺す決意を固めた。だが真夜中にポールは、アニーに注射を打たれ気を失う。
ペンギンの置物の向きが変わっていたことで、ポールが部屋から出たことがバレる。怪我が完治しかけていたポールにアニーは逃走手段を断つべく、再び彼の両足を金槌で粉砕する。

町でアニーを見かけたバスター保安官はアニーを不審に思い彼女の過去を調べ、彼女が「ミザリー」のファンだという事に気付く。聞き込みでアニーがタイプ用紙を買っていた事を知り、アニーの家に向かった。危険を察したアニーは、ポールに注射を打ち地下に隠す。アニーは何食わぬ顔で保安官を迎え入れ、自分がポールの跡を継ぐために小説を書いていると話し、手がかりを入手できなかった保安官はアニーの家を後にした。
その直後、目を覚ましたポールは助けを求めるが、アニーはそれに気付いたバスター保安官を射殺し、ポールに心中を強要する。しかしポールは、その前にミザリーを完成させようと言い包める。
その後、アニーに完成祝いの準備をさせたポールは、「ミザリーを書き上げた」と告げた。直後、アニーの目の前で原稿を燃やしてしまう。狂ったように暴れまわるアニーと激しい乱闘の末、彼女の息の根を止めたポールは、九死に一生を得る。

1年半後、ポールの新作は大ヒットした。しかし日々の生活の中で、アニーの幻影に悩まされ続けていた。
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