「驚きと戸惑いの表情」
作品と作家への愛が誤った方向へと向かった女性と作家の物語
感情が安定しないながらも、献身的に看護をしてくる女性に、違和感を抱きながらも、生き残るためにはその方法しかないことを当初から気づいている様子であった。言葉にはしなくとも、驚きと戸惑いを表情の演技のみで表していた。
◆作品への異常な愛が、自己と同一化を図る中で、自らの信じたもの以外への異常な嫌悪と、何があっても生き残ることを考え、可能性があるものへの行動を諦めない決意を感じ取れた。保安官のニアミス加減がむずがゆくて良かった。