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太陽を盗んだ男のごはんのネタバレレビュー・内容・結末

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

どうしよう……ジュリーファンにオススメされて軽い気持ちでみたらジュリーのことが頭から離れない……あぶ刑事20年ぶりとかに再燃した今、今度は沢田研二…?ャだ……ハマりたくない…


カルト映画と聞くと、どこが人を虜にするのか考えるんですけど、もうこんなん見たら一発だわ、
監督の沢田研二に対するフェティシズムを煮詰めて煮詰めて濃縮してさらに煮詰めたような映画……

自ら生み出した原子力爆弾を、胎児として胎に抱えるシーン、流石に変な声出たわよ


沢田研二お色直しが多くてファンからしたらそりゃもう最高でしょうな……

でも文ちゃんの演技がとっても良いんよ、正義感がないと立ってられないような、本当は臆病なんだろうなって思うあの感じ。
言葉尻の変わりようと、執着心が……


あの目を見たらもう二度と忘れらんない。
空虚を湛えた黒々とした目の奥に、確かにそこにいる狂気。

ラストシーンの目が、涙を流す城戸が頭から離れない。
彼を止める唯一の人は自らで殺した。
城戸が狂い出すのは、きっとこれから。
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