森

メメントの森のネタバレレビュー・内容・結末

メメント(2000年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

見始めてすぐにカラー時の時間の逆行に気づいたもののどう展開するのか全く予想できず、2時間ずっと続きが気になり続けてた
終わり方としては割とあっさりだったけど、10分でぶつぶつ記憶がなくなり念願の復讐さえも忘却してしまう主人公にあってたと思う
ただ、結局主人公が妻を殺してしまっていたのなら、テディの「つまらない男さ〜」「一年前に〜」のセリフはおかしい気もする
最初にジョン・Gにした男がただのヤク中だったってこと?
真犯人の名前がテディの本名と同じなのは偶然?それともテディが面白半分でそうしたの?
襲われた後に妻は瞬きをしてたけど、その後生きてたのか死んだのかも曖昧だし、主人公が殺したのはその事件があった後なのか、そもそも襲われた事実なんてなかったのか。でも担当刑事のテディがいるのならやっぱり事件自体はあったのか?それとも主人公が記憶障害で殺しちゃった事件の担当なのか?
テディの行動も結構不可解というか、なんでバーの女の家に泊まってたのを一晩も待ってたのかとか、その間に車のトランク破壊して金を持ち逃げすれば記憶にも残らず逃げられたのではとか、なんで一年前の復習記念日写真を今更モーテルに差し入れしたのかとか、主人公がモノクロシーンで筆跡を覚える話をしていた気がするんだけどその主人公にバレバレの偽筆跡をなぜ渡したのかとか、そもそも最初の地下室とはなんだったのか
ナタリーもドッドと主人公殺し合わせる→テディの偽情報を流して殺させようとするという順番で、ドッドが主人公殺してたら大事なテディへの復讐(ナタリーはテディが主犯だと思ってる)はどうするつもりだったのかとか、主人公の刺青の車のナンバーがテディと結びつけられるとなぜ気がついたのかとか色々疑問が残る

出てくる人間が主人公からモーテルの店主に至るまで全員信用できなさすぎて、真実がわからない映画だった
でも「記憶なんて当てにならない」というテーマだとすると真実があやふやなくらいがちょうどいいのかもしれない
森