このレビューはネタバレを含みます
ノーラン監督作品は、いつも新しい映画体験をくれてすごい!
冒頭からラストにかけて、時間が逆行するストーリー展開で、正直めちゃくちゃ難しかった…。
同じシーンを何回も繰り返すし、脳みそが疲れるしで、大変。
気合いを入れて見るのをおすすめします。
以下、内容を整理します。
✳︎レナードは妻が強盗に犯されて殺されたというタトゥーを彫っている。
そしてその復讐を生きる目的としていた。
→実際は、妻はこの強盗事件を生き延びていた。
✳︎ レナードは、強盗に頭を殴られた衝撃で、記憶障害を起こしている。
そのため、10分経つとそれまでの記憶は全て忘れてしまう。
→レナードには、糖尿病の妻にインシュリンを注射するという習慣があった。
→記憶障害のために、連続で注射をしてしまい、妻が死んでしまう。
この罪悪感がもとで、自分が妻を殺したという記憶を改竄しようとした。
→この話をサミーという、レナードのクライアント(?)のストーリーとして、記憶していた。
レナードが生きるためには、妻殺しの復讐という目的が必要だった。
たとえそれが真実でなくとも。
自分が生きるために、理由をでっちあげることが必要だった。
そのため、刑事のテディの言うことは聞くなという記録を残す。
レナードの記憶障害と復讐劇は、究極の自己防衛反応といえそう。
こんなことあるのか?!って感じだけど、
よく考えれば、自分の記憶だって怪しい。
いつも、何か目的が先にあって、それに都合のいいように、記憶を編集しているんだと思う。
例えば、「〇〇されたからあの人が憎い」
のではなくて、
「あの人を憎もう」
そのために「〇〇された」という記憶ばかりを切り取って編集するみたいな…。
ひとまず、レナードの行動については整理できたけど、
ナタリーがわからない🤣
ジミーを殺されたので、レナードを恨んでおり、いじめてる/遊んでるってことなのかな?
調べてみよう…。