春花とおく

デイ・アフター・トゥモローの春花とおくのレビュー・感想・評価

4.3
アドベンチャー・冒険/パニックと、こちらではジャンル分けされているが、実際の所これはSF/ホラーとするべきだろう。

描かれるストーリーは鋭いまでにシンプル。地球温暖化により引き起こされた異常気象が、アメリカ北部…世界を北側から氷河期と化していく。その中を人々は、国は、政府は、どのように生きるのか。気候科学者のジャックとその息子サムを中心に描く。

本当に、人間が今コソコソと戦争だとか、差別だとか、諸々の問題を抱え、それぞれ苦悩してる事すらバカらしくなるくらい(暴論)の「気候変動」が起こしうるまさに天災の威力には震え上がる思いだった。
加えてこれがもう20年も前の作品であることが怖い。ここで描かれるような大災害が、現実のものとなる日は近いのかもしれないのだから。これからの我々をより問われているようだ。
春花とおく

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