春花とおく

日本のいちばん長い日の春花とおくのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
3.8
正直に打ち上げると、僕は、この辺りの歴史については詳しくない。本当に、小中高と、ただ表層を知るだけの教育しか受けてこなかったし、受けようともしなかった。原爆が落とされ、日本はポツダム宣言を受け入れた。三行に到らぬ程度の教科書から読み解ける「知」では、到底この映画を真に読み解けることは出来ないだろう。しかし、それでも魅入らせる力強さがあった。

また、二時間強という時間は映画として決して長くない。ある所まで行った時点で、僕は「あぁ、この辺りで終わるのだろう(そして、まぁ悪くなかった)」と思った。しかし、その時点で確認すると、まだ一時間も残っている。やたらと早口なのだ。(それが当時の話し方なのかはしらないが)そのことが、この映画をやけに「長い」と感じさせる。この僕の感性は、僕だからこそなのだろう。その中に知識や読みといた意味を詰め込んで、この映画を改めて観ることが出来たなら、きっともっと楽しめたのだろうと己を恥じる。

リメイク元も観れたらいいのだけど…
春花とおく

春花とおく