これは、映画史に残る名作です!
またまた出ました!って、100年前の話ですが、大スター、ウルトラ凄い喜劇役者
その名は、ハロルド・ロイド
チャッブリン、キートンと並び称される
だけはある。
でも、2人とは全く違うキャラクターと喜劇の作り方。
またまた、恥ずかしいんだけど、ロイドも長編作品を観るのは初めて。
とにかく、すげ〜よ、ロイドさん!
キートンが一点突破の総攻撃型だとすると
ロイドは、ラストまでじっくりストーリーを積み重ねていく多重攻撃型
有名な時計台の針にぶら下がるアクション&喜劇シーン。
このクライマックスに至るまでに、
実に緻密に
ストーリーや喜劇を重ねて、練り上げて
いく。
この作り方も実に映画的であり、多分
いろんな作品の手本になっているんだと思う。
動作が、アクションがつながり、
物語が連続し、積み重なることにより
クライマックスの盛り上がりを生み出す!
いや、この展開は、本当に見事です!
面白いなと思ったのは、
ロイドが必死にビルを這い上って行くのと同時に、
ロイドの友人も警官に追われているという同時進行でアクションが展開していること。
多分、チャッブリンやキートンにはあまりないんじゃないかな、、、
→観た作品が僅かなのに、ごめん、当てずっぽで書いてたら、、
ロイドの置かれている立場も、チャッブリンやキートンとも違うところも面白い
ちょっと変わっているところはあるけれど、2人に比べていたって平凡な人間。
チャッブリンやキートンの持っている
一見で分かるような
マイノリティさはない。
暗さもこだわりも貧しさも極端には感じさせない。
普通の人が織りなす普通の生活から生まれる、ちょっとした悲喜劇。
例えば、朝早く出社しているのに、軽トラに間違えて乗ってしまい、危く遅刻になるなど、誰にでも起きそうなアクシデント
→まあ、ビルによじ登るアクシデントはないけどね😃
でも、3人に共通するのは、圧倒的に弱者の立場に立っていること、
強いものへの批判精神を貫いていること
この作品も、必要以上に身だしなみにこだわり、ちっとも現場のことを考えないあの上司などの描き方に、
ロイドの反抗精神が見えてくる。
YouTubeで、サクッと観られます。
ぜひ!オススメです!