カトコウ

影武者のカトコウのネタバレレビュー・内容・結末

影武者(1980年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょうどへうげもの見終わったあたりで
同じ時代の武田家を扱った

黒澤後期作品、影武者

冒頭のシーンからして黒澤さんの
人物配置とか毎回思うけど
画面から感じる空気感の圧がすごいなあと

影武者が本人になりかわり
立場が先に来て、人がそれに合わせて変わっていく
というのもストーリーとしてはありがちではあるが

仲代さんの演技もあって
見応えがあり、信玄自身が風林火山の説明聞いて
へぇー。となってるのは面白いシーンでもありながらスイッチが入るシーンとしても重要かなと


あとは長い尺の中で
度々入る合戦シーンや武士たちが右往左往するようなシーンは
当時ハリウッド大作にあるような

人やセット、道具類のスケール感が大きくて

演出、技術ともに
やはり今の邦画でなかなか感じられない
大作感が感じられてよかった

キングダムはCGもあるが
このあたりの表現としては頑張ってるとは思う
カトコウ

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