たむランボー怒りの脱出

アルゴ探検隊の大冒険のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

アルゴ探検隊の大冒険(1963年製作の映画)
3.5
笑っちゃうくらいでかい巨像と豆粒みたいな人間を同じ画面におさめたロングショットがシンプルだが確かな迫力をもつ。現代のVFXの主流は現実世界との違和感を減らしていき現実と見分けがつかない映像を目指すべく進歩していってるんだろうが、むしろこのハリーハウゼンの特撮のような合成映像が醸し出す違和感こそが、SF映画のリアリティの源泉になっていた気がする。幻想的な存在は現実世界からちょっと浮き出た見え方をすることにリアリティがある。