I love you, Gloria. I love you to death.
カサヴェテスが撮る映画ってこんなかっこいいの! 最初から不穏で胸がざわめき通しで全然落ち着けなかった2時間、でもわるくなかったです。みんな雑すぎるよー。あと冒頭はしばらくねこのことで頭がいっぱいになってしまった。え、みんななんも思わないの?
親友の夫=ギャングの会計係がやらかしたことでその息子を預けられてしまい孤軍奮闘する、銃ふりかざす系ウーマンの話。
彼女はめちゃくちゃ着替えるのに子どもは全然着替えません。インテリアもアジア系で素敵なんだけどなんだか数が多くてミスマッチで、グロリアのキャラクターがよく出てていいなと思った。
あと建物とか風景がどのシーンも本当に素敵。いきなり裏口から逃げなければならなくなるような人生にはしたくないね。
子どもの憎たらしさと天使さが存分に描かれていて、それだけでも子育てってなんて大変で素敵なんだろうと思った、あまりにも子どもに過酷な展開であるところはちょっといただけないけども。どんなに取り澄ましてみても、サングラスで顔を隠しても、グロリアはやっぱり人間だった。
最後のホテルでのベルボーイとの応酬が大変よかったです。