久々に『グロリア』を観た。昔見た時よりも遥かに好きだった(になってた)。あらゆるシーンで絵が決まってて終始ドキドキ。
観ていると、映画っていいな、という思いにさせてくれる映画。
記憶ではグロリアはもっと子供嫌いな印象だったけど、そんなことなかった。オムレツ(目玉焼きだっけ?)作ろうとしたり、牛乳飲ませようとしたり、悪態つきつつ、なんだかんだ世話を焼く姿にほっこり。
タクシー運転手がいつもグロリアに協力的(銃撃に付き合ってまで協力してくれる関係性)なのが、面白かったけど、グロリアはいろんなところでいい人なのかもしれない。フィルの母親にもそうだったのかもしれない。
フィルにとってグロリアは、母であり、父であり、家族であり、親友であり、恋人であり、だんだんとそんなお互いを必要としあう相棒になっていく。
ラストは夢か現実か。グロリアの「夢を見てると思えばいいのよ」というセリフが重なって考えさせられる。