サメガミ

ミストのサメガミのレビュー・感想・評価

ミスト(2007年製作の映画)
4.2
超絶後味の悪い映画。

深い霧が立ち込める日だった。
スーパーに買い物に行く主人公だったが、突然血だらけの男がスーパーに駆け込んできて得体の知れない何かに襲われたと興奮しながら言った。
深い霧の中に何かがいる。不安と恐怖がスーパーの人々に広がり、籠城が始まる。
不安と恐怖に長時間晒されると人々はどうなるのか、何を信じるのか、思考停止した人間の醜さを表現していた。
得体の知れない何かよりも人間の怖さが如実に感じられた。
最後のシーンは衝撃的で救いようのない結末で、主人公たちの心理は理解できなかった。
それほどに追い込まれていたのだろうか。