中庭

チェチェンへ アレクサンドラの旅の中庭のレビュー・感想・評価

4.3
冒頭から劇中、交通機関を苦労して乗降りし駐屯地の孫へ会いに行くガリーナ・ヴィシネフスカヤの足元が何度かクロースアップされる。
戦車の駆動音や物々しい兵士の足音などに環境音が支配され空間が張り詰めるなか、駐屯地の内と周辺を自由に行き来する主人公が異物として画面に入り込み、この場所の狭苦しさを開放していく。
ユーロスペースで35mmフィルムにて鑑賞。
中庭

中庭