ソクローフ監督作の中ではだいぶシンプル。というか普通の映画らしくある。些細な交流の温かさ。謎すぎる戦地の駐屯地見学。列車を降りたり戦車に乗るのに、えっちらおっちら。差し入れピロシキ配ったり、買い出し…
>>続きを読む精神の声、を一歩進めたドラマ版みたいな感じ。
叶うものなら、私も戦地に行って息子に会いたかった、そんな遺族の声が、背景にあるのかと思う。
こんどはチェチェン。
バアさんin駐屯地、のとんでもな…
ババアが孫を訪ねて駐屯地に訪れただ放浪するだけの映画ではあるが夢現のような画面の中で兵器という圧倒的現実感の塊をババアが握るシーンや放浪するババアを見つめる兵士達の眼差しやババアと兵士達の問答や女同…
>>続きを読むマイペースなお婆ちゃんが孫に会いにチェチェンの駐屯地へ行くという内容。実際に戦争中の駐屯地で撮影したとのこと。
地雷原があり、装甲車やヘリがひっきりなしに往来しているけど戦闘は起きていない、程度の後…
アレクサンドル・ソクーロフ監督、アレクサンドル・ブーロフ撮影。
久々に「日陽はしづかに発酵し…」を思い起させる赤茶けた色合いのフィルムが砂漠に囲まれた乾燥地帯であるチェチェンと合っており、「エルミタ…
画面がとても美しく息遣いをしている。
しかしどうしても祖母のキャラクターというのか人間描写が好きになれずに入り込めない。話す時のセリフは、心に響く言葉だった。
座るというのにはなんの意味があったのだ…