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父の祈りをのgakuのネタバレレビュー・内容・結末

父の祈りを(1993年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル・デイ=ルイス主演。とにかく若い。1974年ロンドンで実際に起こったテロ事件。冤罪としてアイルランド人のジェリー他数名が捕まる。拷問じみた取り調べと脅しの末、供述書にサインしたことが仇となり有罪判決(無期懲役)を受ける。協力者として父にも有罪判決(懲役12年)が下り、一緒に収監される。刑事による尋問シーンは胸糞。あれが1週間は気がおかしなる。世論の早急な犯人逮捕という期待に間違った正義で応える刑事が憎かった。ジェリーはショックで無気力になり抵抗をやめて受刑者と共に楽しく過ごしていくのだが、二転三転あり前向きに再審で戦うことを決意する。二転三転の中に父と息子の悲しいドラマがあり、それも全て実話ベースだから重く心に響いた。親は偉大だ。ラストシーン、無罪を勝ち取り意気揚々に外へと進む主人公が印象的だった。
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