長年自動車会社を経営してきた社長のサムは娘の結婚を機に会社を売却して引退、夫婦でヨーロッパへの船旅に出る。
lemmon様のレビューを見て鑑賞。
印象的なシーン
・豪華なクイーン・メアリー号
・ドレスコード間違い 正装で浮く
・妻フランはモテる
①ロンドン ロッカート大佐
②フランス イズリン
③オーストリア 没落貴族のクルト
・娘のエミリー出産 孫を持つ身に
・サムとイーディス 偶然の再会
・クルトの母からの厳しい言葉
・長距離電話
・帰国か離婚か
フランは誕生日で35とか36とか言ってましたけど娘が出産するのでちょっと無理がある設定かなと思います。
この孫誕生の流れで、サムがそれなりの分別ある態度をとフランに言い聞かせます。ですが、やはり女性にとって老化を自覚させられる出来事である事に間違いなく、フランはサムみたいなくたびれた夫に合わせるのは嫌だ、自分の女としての花をもうひとはな咲かせたいと抗うのです。
しかしながら、サムを捨ててクルトと結婚したいフランにクルトの母は冷たかったです。クルトを尻に敷きそうなアメリカ女を母は許さなかったですね。
結婚に対する、アメリカと伝統的なヨーロッパの価値観の違いなのでしょうか。
ルース・チャタートンが若々しく見える小憎らしい妻を演じて説得力がありました。落ち着いたイーディスを演じたメアリー・アスターの方が年下らしいです。
翌年ゼンダ城の虜でアントワネット役をしてます。
何と言ってもモヤモヤがすっきりするラストシーンがいいですね。
孔雀はどこにも出てこなかったです。
淀川長治さんがこの題反対したらしいです。