ぜにげば

エイリアン4のぜにげばのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン4(1997年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

 2回目の鑑賞。『エイリアン』とはこうあるべき!みたいなものが定まってるわけじゃないし、初代とは2~4全部似てないからなんとも言えない。それこそが『エイリアン』シリーズの個性なんだろうなとも思う。個人的には初代の次に今作が好きな気がする。
 好きと言ってもストーリーが好きとかそういった話ではなく、好きな要素が多いという意味。呼気認証と言う設定がまず面白い。なんか気持ち悪いし、「他の映画でよくあるセロハンテープで指紋を取って侵入するやつの呼気版はスプレーなんだ」という面白みもあった。ニューボーンの造形もめちゃくちゃ好き。生まれた瞬間からもう顔がタイプだったし、あの顔だからこその最後の悲しい顔。リプリーの悲しむ姿も堪らない。
 自分が好きな作品への影響を感じれたのも嬉しかった点。ニューボーン誕生のシーンは完全にメルエムだったし、最後の「衝突させる」展開は完全に『メトロイドフュージョン』だった。両方とも今作よりも後に世に出た作品だからほぼ間違いないし、『フュージョン』なんてちゃんと新作を踏襲してて熱い。
 気になるところとしては、施設がエイリアンの酸を対策してなくて凄く簡単に脱走しちゃうことかな。エイリアンに追われるきっかけとして今までで一番しょうもなかった。
 リドリースコットによる前日譚が楽しみだ。
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