吐き気がするほどの嫌悪感、観なきゃ良かった後悔をラスト10分で観てよかったと変えさせられた。
救いがあるとかじゃなくて、集団心理の恐ろしさについて非常に考えさせられた。
逃走中の女(ニコール・キッドマン)が、ある村に逃げ込む。匿って貰うために住民たちに奉仕する。閉鎖的な村が、異質な存在を受け入れることができるのか…
撮影はスタジオ内の床に白い線を引き、必要最低限の小道具のみで作られた村の中で行われる。家の壁はないので丸見え状態。
これで3時間か…とはじめは思ったが、この設定こそ本作のテーマともいえる「傍観」を上手く表していると思う。
個人的には同監督のダンサーインザダークより観ていて辛かったし、100%嫌な気持ちになる。けど、メッセージ性の濃さに圧倒された。この気持ちを誰かと共有したくなった。
ニコール・キッドマンの美しさと圧巻の演技につきるが、ポールベタニーなど他キャストも素晴らしかった。嫌いになりそうなくらい!笑