ぬーこ

欲望の翼のぬーこのレビュー・感想・評価

欲望の翼(1990年製作の映画)
4.0
監督・脚本 ウォン・カーウァイ🇭🇰
(初鑑賞)

時計を見ろ、1分だけでいい
(1分後)これで俺とお前は1分だけの友達だ。そして1分ずつ長くなっていって、私たちは1時間一緒にいるようになった。

ヨディは女たらしの男、女性を愛しては去っていく。義理母との愛憎を繰り返し、ついにヨディを中心とした色恋沙汰とヨディが本当の母に会いにフィリピンに行く。

ヨディが女を泣かせる本当どうしようもない奴なんだけど、セクシーで影のある魅力を感じた。役者も上手いんだろうな。


クライマックス15分めちゃ良い!ずるい。詩的なセリフに、香港から遠く離れたフィリピンの山々。男と男の駆け引きのような会話。列車内の陰影。
冗長な男女のだらだらと憎たらしい義理母
からのそれだから鮮やかだった。そして女性たちは全然主人公じゃなかった。ミミ可哀想だった。でもポリスストーリーに出てたマギーチャン、演技派になってさらに綺麗になってた。冒頭地味なもぎり女子なんだけど寝て、別れた後、綺麗になってる。

ラストの髪をセットする男のシーン分からん。解説ほしい。

義理母との関係を知ったとき、うわあってなった。最初あのおばはんだから、部屋に入ってきた男に何でキレてんのと思った。

警官からタクシー代を借りたあと、夜風にはためく、ロングスカート、そして少しだけ見える足がセクシー

死ぬ前にどんな景色が見えるのか知りたい。だから目を閉じない。

死ぬまで飛び続ける鳥の話を信じてた。でも鳥は飛ぶ前にもう死んでたんだ。
1番愛した女が誰だか分からない。彼女は元気かな


2021.12
ぬーこ

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